昇進すると「褒められる」が激減? 男性ホルモンの低下を防ぐ最強のセルフケア

最近、誰かに「よくやった!」「すごいね!」と褒められた記憶はありますか?

昇進して部下を持つようになると、責任が重くなる一方で、他人から褒められる機会はめっきり減ってしまいますよね。実は、この「褒められない」状態が続くと、ビジネスマンにとって重要な男性ホルモン(テストステロン)の低下を招く恐れがあるのです。

この記事では、管理職やリーダーが直面する「褒められない問題」のデメリットと、その解決策である「自分で自分を褒める」画期的なメソッドをご紹介します。

リーダーは孤独。褒められる回数が激減する現実

プレーヤー時代は成果を出せば上司から素直に褒められていたのに、管理職になると状況は一変します。上からは厳しい業績目標を課され、下からは部下の不満や不安をぶつけられる「板挟み」の状態になりがちです。

部下のメンタルヘルスには気を配り、不調に気づいてケアすることが求められる一方で、管理職自身のケアは組織の中で設計されていないことが多く、孤独を抱えやすくなります。さらに「リーダーは弱音を吐いてはいけない」と気を張り続けるうちに、気づけば「誰からも労ってもらえない、褒めてもらえない」という無音の世界に陥ってしまいます。

褒められないと「男性ホルモン(テストステロン)」が下がる!?

「大人は自分でモチベーションを維持すべきだ」と思うかもしれません。しかし、私たちの身体のメカニズムはそう単純ではありません。

男性ホルモンの一種である「テストステロン」は、男らしい体を作るだけでなく、仕事へのやる気やチャレンジする意欲、さらにはチームの和を尊ぶ協調性など、精神面に大きく関わっています。リスクを取って儲けをだすトレーダーは、テストステロン値が高いという研究結果があります。男性ホルモンがビジネスパフォーマンスと密接に関わっていることがわかります。

このテストステロンを増やす手っ取り早い方法が「褒められる」ことです。 褒められると、脳の「報酬系」という神経回路が刺激されてドーパミンが産出され、脳が幸福感を得てやる気を出します。この過程でテストステロンが高まる仕組みになっています。 つまり、昇進して褒められる機会が減るということは、テストステロンを高めるチャンスを逃し、仕事への意欲やチャレンジ精神が低下するリスクを抱えているということになります。

対策は「自分で自分を褒める」こと!脳は誰に褒められても喜ぶ

「誰も褒めてくれないなら、どうすればいいんだ?」と途方に暮れる必要はありません。 実は脳科学の研究により、私たちの脳は他人に褒められたときだけでなく、「自分で自分をほめた」場合でも同じように喜ぶ(ドーパミンが分泌される)ことがわかっています。 さらに、手書きの日記などで自分を褒めると、やる気を司る脳の前頭前野の血流が良くなることもわかっています。

他人に褒めてもらうのを待つのではなく、自分で自分を褒める「セルフケア」の習慣をつけることが、モチベーションとテストステロンを維持する鍵となります。

今日からできる!最強の「自分褒め」メソッド

では、具体的にどのように自分を褒めればよいのでしょうか。おすすめの実践方法を3つご紹介します。

1. ほめ日記をつける ノートとペンを用意し、1日の終わりに「今日は〇〇ができた、えらい!」と、必ず自分を褒める一言を書き添える方法です。特別な成功体験である必要はありません。「深夜作業をあえてやめた、えらい!」とやらなかったことでプラスになったことを褒めたり、「今日も自分の心臓はよく働いて立派だ!」と身体の働きを褒めたりするなど、些細なことでOKです。これを続けることで、失敗した日でも落ち込むのではなく、前向きな反省ができるようになります。

2. スリーグッドシングス 寝る前の5分間で、今日あった「良かったこと」「嬉しかったこと」などポジティブな出来事を3つ書き出すメソッドです。完璧を目指さず、1つだけでも構いません。日常の小さな幸せに気づく力が育ち、ストレスの軽減や睡眠の質の向上につながります。

3. アファメーション(セルフコーチング) 自分自身に対して「目的を達成できる自分が作られる、声のかけ方」を意図的に行う手法です。過去の失敗体験に基づく「自分には無理だ」といったネガティブな言葉を排除し、ポジティブな言葉選びで脳をプログラミングし直すことで、自動的に目的達成へ向かう状態を作り出します。

まとめ:「折れない管理職」になるために

「管理職たるもの、弱音を吐かず強くあらねば」と硬い鎧をまとうほど、人は限界が来たときに折れやすくなります。自分を健全に保ち、しなやかに自分自身をケアできる「折れない管理職」を目指しましょう。

今日から1日5分、自分で自分を思い切り褒めてみてください。それがあなたの心を満たし、男性ホルモンを活性化させ、明日からの活力につながるはずです。